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教員インタビュー

社会福祉コース
新木 惠一
主な担当教科
福祉行財政と福祉計画 /高齢者に対する支援と介護保険制度など
キーワード 「地域を支える福祉力」
福祉サービスは、施設中心からクライエントが住み慣れた地域での提供が求められています。しかし、従来からの共に助け合うという地域のつながりは年々薄れているのが実態です。そこで、福祉サービスを中心とした新たな資源開発を提唱し、地域における「福祉力」を高めることによって、新たな地域の絆を構築しようとするものです。

本学ならではの学びを教えてください。
学生が地域の福祉サービス現場に出向いてボランティア活動等を行うことで、そこで感じる新たなニーズを整理し、行政機関などに地域の新たな福祉資源開発を提言できるような能力を身につけることができます。

将来この分野はどう発展していくと思いますか?
老年人口の増加や少子化、人口減少社会の中で、地域における計画的で積極的な福祉サービスへの取り組みは必要不可欠であり、コミュニティ・ソーシャルワーカーという専門職のニーズは高まるものと考えます。

福祉心理コース
鈴木 秀夫
主な担当教科
精神保健福祉相談援助の基盤/精神保健学 など
キーワード 「治療共同体」
精神疾患などを抱える方に対して、長期的な参加型集団アプローチを行うものです。授業の中でもそのグループワークを体験してもらいます。

先生が今の分野を目指したきっかけ・理由を教えてください。
長く精神科病院で仕事をしてきて薬物療法の限界、院外作業療法の限界を肌で感じてきました。国も精神科病院の退院促進を重要課題としていますが、十分ではありません。この状況を変えられないか、越えられるものは無いかと探していたところ、一つの病院の取り組みに行きつき、現在研究対象としています。

ご自身の研究について教えてください。
治療共同体を指向している病院をモデルに研究しています。入院・通院患者合同コミュニティーミーティング、心理教育プログラム、生活技能訓練グループ等々、たくさんのグループワークが同時に行われています。どんなに重い障がいの方でも、一か月強で退院していきます。それを地域の方々も一緒に支えてくれているのです。取り組みの「何」が効果をあげているのか?これを研究テーマにしています。私の研究が日本の精神保健医療福祉の変化の契機になり、治療共同体を目指す病院が増えると良いと考えています。

学校教育コース
江原 京子
主な担当教科
LD 等教育総論/教育原理/教職実践演習 など
キーワード 「通常学級における特別支援教育」
教科書を開いたら文字が夜の星のように散らばって見えて、どこを読むのか戸惑う子どもがいます。しかし、一行だけ見えるようにすると読めることがあります。このような工夫によって一人ひとりの生活や学習上の困難を改善しようとするのが特別支援教育です。

本学ならではの学びを教えてください。
福祉系学部における教員養成課程の大きなメリットとして、福祉を学んでいるという強みがあります。福祉は一人ひとりの生活上のニーズを理解し支援していく働きであり、子どもの生活環境の理解や、教科指導における個人差の理解に生かされます。この教育と福祉の連携は、本学で必修となっているボランティア活動によって一層強化されることが期待されるのです。

将来この分野はどう発展していくと思いますか。
特別支援教育は一人ひとりの子どもに合った学びを保障する上で欠かせない分野といえます。通常学級における特別支援教育を充実させることで、障がいのある者と無い者とが共に生きる「共生社会」を実現する基盤となります。地域の幼・小・中・高等学校における学びの質を向上させるうえでも今後益々注目され、必要不可欠な分野になっていきます。

児童福祉コース
真下 潔
主な担当教科
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 /家庭支援論 /ソーシャルワーク特論Ⅱ など
キーワード 「児童福祉(児童虐待等)」
子どもは、過去から未来まで途切れなく存在します。子ども達が健康に育てば、より良い社会基盤が作られていきます。そうした中で、子どもが抱える問題についてきちんと向かい合い、少しでも不健全な環境や事象を減らしていけたらと考えます。児童相談所での経験も含め、こうしたことを、授業の中で学生に伝えています。

先生が今の分野を目指したきっかけ・理由を教えてください。
子どもは誰かが支えなければならない存在であることを、大学生時代に様々な専門の先生方に教わり、また実践も経験させてもらいました。それが自身の職業観、専門性につながって、現在に至ります。

将来この分野はどう発展していくと思いますか?
子どもが存在する限り、なくならないと思います。社会の変化の中で、子どもに起こる問題も変化しています。対応する専門職も、自身の知識や技術を常に見直しながら、変化し続けていくと思います。

初等教育コース
時田 詠子
主な担当教科
教職実践演習 / 国語科概論 /小学校教育実習 など
本学ならではの学びを教えてください。
少人数の良さを活かし、各科目で全学生が、小学校模擬授業を年間複数コマ実施できます。これにより、自信を持って教育実習に臨み、教員採用試験を受験することができます。また、小学校教諭免許状に加え、幼稚園教諭免許状・保育士資格を取得するので、小1プロブレムへの対応や保幼小の接続や連携への理解ができます。さらに、福祉大学の良さを活かし、「思いやりの心」を持つ子どもを育むこともできます。

先生が今の分野を目指したきっかけ・理由を教えてください。
「教師が変われば、子どもが変わる」の言葉のように、教師の実践的指導力は、子どもの学力・人間力を育成する基礎基本です。まずは、教師が実力をつけることが、日本の将来を担う子どもの成長に繋がると考えたからです。

将来この分野はどう発展していくと思いますか?
学力保障、発達障害、不登校、いじめ、保護者対応等、教師を取り巻く環境は厳しいものとなっています。そういった諸課題を解決すべく、研究者と現場教員がワンチームとなり、理論と実践を往還し発展していくことが重要だと考えます。

看護学科
真田 英子
主な担当教科
小児看護学
キーワード 「子どもの権利と看護倫理」
子どもは、認知機能や言語機能の発達上の特徴から、「子どもに説明しても分からないだろう」という大人の考えで、意思決定を大人に委ねざるを得ない状況に置かれます。私は、子ども自身が持っている対処する力に着目し、病気の有無にかかわらず、子ども達が描いている未来に向かって成長発達していけるように支援していく看護について取り組んでいます。

本学ならではの学びを教えてください。
本学には「ボランティア活動と自己省察」、「基礎演習」、「総合演習」といった科目があります。その中で、学生は地域の子ども達と直接触れ合いながら、子どもについて楽しく学んでいます。

先生が今の分野を目指したきっかけ・理由を教えてください。
子ども達は未来から来た宝物です。しかし、現在、家族や社会構造が多層化し複雑になり、社会的弱者と言われる子ども達は、その影響を受けやすい立場にあります。だからこそ、子ども達一人ひとりが権利をもつ主体として成長発達し、弱みと思っていることを異なる視点で捉えなおす力と、強みを伸ばす力を発揮できるよう支援していく小児看護は、子ども達と一緒に未来に向かって発展していくと思います。

理学療法専攻
榊原 清
主な担当教科
人間発達学/理学療法評価学/運動療法学実習(小児分野)など
キーワード 「重症心身障害児(者)」
重症心身障害とは、重度の身体的な障がいと、重度の知的な障がいを併せ持つ状態です。生まれつき重い障がいを抱えている子どもや、事故や病気などで生まれた後に重い障がいを負う子どももいます。そのような状態の子ども達は、成長とともに障がいがさらに重くなり、日常の生活にも困難さが増えていくことが多くなります。「最も弱いものを守る」ためには、身体の障がいだけにとらわれず、その方の生活から人生にまで目を向けることが必要です。

本学ならではの学びを教えてください。
重い障がいを持つ方々が在宅での生活を続けるには、たくさんの支援が必要です。また、それを必要としている方々が存在することを知ることが大切です。たくさんの子ども達やご家族に、学生の有り余る力をつなげることが私達教員の役割であり、それを実践できるのが「仁」を根本精神とする本学の学生です。

将来この分野はどう発展していくと思いますか?
「障がいのある人もない人も共に暮らす社会」今はそれをあえて言わなくてはならないような、まだまだ障がいのある人達が住みにくい社会と言わざるを得ません。本学で学んだ学生であれば、良き理解者となり、多様な人々が混ざる社会を支援していくことができるようになるでしょう。一緒に思いやりのある街づくりを目指しましょう。

作業療法専攻
牛込 祐樹
主な担当教科
リハビリテーション画像評価学/作業療法総合評価演習/義肢装具学 など
キーワード 「ハンドセラピィ」
身体障害領域における整形外科疾患、特に手の外傷に対するリハビリテーション(ハンドセラピィ)を専門にしています。ハンドセラピィは、手の外傷や疾患により生活が不自由となった方に対して、生活の中で手が支障なく使えるように行うリハビリテーションです。

本学ならではの学びを教えてください。
専門職として、社会で活躍するために欠かすことができない社会人基礎力をしっかりと教育する点にあります。なぜそのような基礎力が大切なのかという背景も考え、行動を変容していけるように教育していることが大きな特徴です。その上で医療・社会における課題を見据え、専門職として自己研鑽を継続していき、社会貢献できる実践者を育てていきたいと考えています。

将来この分野はどう発展していくと思いますか?
作業療法の中でも様々な分野がある中で、ハンドセラピィとして独自の専門性が求められています。この分野の発展が「手の外傷や疾患が原因で不自由さを抱えている対象者が少なくなること」とするならば、医療の質をより高めていくことと、それを広く普及してくことが大切と考えます。一方で、テクノロジーや再生医療の発展は、この分野でも取り入れられてくる可能性は秘めていると感じます。

介護福祉コース
清水 久二雄
主な担当教科
介護過程の展開/コミュニケーション技術/レクリエーション活動援助法 など
キーワード 「アクティビティ・サービス」
人は、「ワクワク・ドキドキ」と心が動くことで活動し、行動します。アクティビティ・サービスは生活のあらゆる場面の中に散りばめられた「快さ」を支援することによって、利用者様一人ひとりがその人らしく活き活きと生活するための支援です。

本学ならではの学びを教えてください。
利用者様と支援者の間は良きパートナーシップという人間関係を築くことが大切だと思います。そのためには「礼儀・挨拶」や、「利用者様の尊厳を保持する」ことが重要であると考え、それらの態度を学びに反映しています。 知識をインプットするだけではなく、そこから「アイデアを創造する」、利用者様の多様性を重視し「楽しみを科学する」、様々な価値観を了解し「その人らしい生活を創造する」ために、体験的な学びやグループワーク、創造したものを発表するといったアウトプットする機会を重視しています。

先生が今の分野を目指したきっかけ・理由を教えてください。
学生時代「アクティビティ・サービス」の考え方に出会い、共感し、要介護の高齢者や障がいのある人が活き活きと生活する支援に興味を持ち、高齢者施設で24年ほど従事しました。実際に人が「快く」生活するための支援には、その人の人生史、価値観、支援者の思考の柔軟性、支援の量とタイミングなどを考える要素が多く、実際にそれを支援するのは難しいと感じました。しかしその反面、利用者様の笑顔や、時には泣きながら喜ばれる姿に出会えたときは、多くの感動を味わうことができ、やりがいを感じて働いていました。改めて「快さの支援を科学する」ということを学ぶことで、皆さんにもこの感動ややりがいを感じて欲しいと思っています。

福祉総合コース
柳澤 充
主な担当教科
相談援助の理論と方法Ⅰ/社会福祉特講 など
キーワード 「ソーシャルワーク」
人が生活していく上で、時に困難を抱え生活しづらい状況が発生したり、あるいは、過疎化など地域に課題が生じたりすることがあります。そのような生活のしづらさや地域課題について、当事者や家族、住民らと課題について一緒に考えていく仕事がソーシャルワークです。

本学ならではの学びを教えてください。
ソーシャルワークを実践する上で、知識や技術、倫理などを身につけることが必要であり、その学びの一つが「相談援助の理論と方法Ⅰ」です。この科目では、ソーシャルワークの手順や具体的な技術等について講義します。さらに、具体的な事例を題材に学生同士が議論することで学びを深めていきます。このように、福祉総合コースでは、短大在学中に介護福祉士のみならずソーシャルワークについても学ぶ環境が整っています。介護福祉士と社会福祉士の学びを同時に学べることがこのコースの特徴です。

将来この分野はどう発展していくと思いますか?
今日、「多様性」や「持続可能な社会」といったキーワードが注目されています。そのような社会の構築に際し、ソーシャルワークが求められています。これからますます活躍が期待されている分野です。

医療事務・秘書コース
清水 春代
主な担当教科
医療事務/診療報酬請求事務/医療用語 など
本学ならではの学びを教えてください。
「医事力」を合言葉に、カルテを読む力、診療報酬点数表を読みこなす力、レセプト作成能力、プレゼンテーション力をつけていきます。また、医療情報のデータ管理などの勉強をし、診療情報管理士を目指す専攻科への進学にも対応できるカリキュラムとなっています。

先生が今の分野を目指したきっかけ・理由を教えてください。
病院で、テキパキと働いている受付の事務職員の方に憧れて医療事務の勉強を始めました。学習したことが、実務に役立つことの楽しさと、病気のこと・薬のことなどがとても身近になったこと、自分の知識などが病院を支えているという、やりがいがあります。

将来この分野はどう発展していくと思いますか?
働き方改革の、医師の労働時間短縮への取り組みの一環として、医療秘書は「AI」以上に、ますます必要とされるようになるでしょう。また、「医療情報のデータ管理」によって、病院経営、地域医療、公衆衛生などに貢献する診療情報管理士の需要が、増大していくと考えます。病院事務職員は、「縁の下の力持ち」と言われた時代から、医師など医療従事者とともに、病院経営や地域医療を支える大切な柱に変わっていくはずです。

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会