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皆様へのお知らせ NOTICE

お知らせ
2020.12.07
学ぶ愉しみpart.1~ 本学教員が高校生のみなさんを「学ぶ愉しみ」知の世界へご案内します~

学ぶ愉しみ
 「読書の愉しみ」に続く第2弾として「学ぶ愉しみ」を始めます。普通「たのしみ」と言ったら、「楽」の漢字を思い起こすかと思います。しかし、ここでは深い意味から愉快の「愉」を用います。
 大学で学ぶ「たのしさ」は、自分が主体的に学修することによって得られる「理解」です。受け身で理解するのではなく、自ら問題意識を持ち、その問題の解決に向けて学習し、その結果、自分が納得できる答えを自ら見つけることが「たのしみ」なのです。したがって、ここではこのような意味から「愉」の字を「愉しみ」として使用しています。
 みなさん、高校までの学習とは異なる知的な世界を覗いてみてください。そして、本学で「学ぶ愉しみ」を自ら体験・発見してください。

 

 

学ぶ愉しみ
短期大学部 淡島 正浩 先生
 
この専攻でどういうことを学ぶのか
 
 本学の医療事務・秘書コースでは、医療機関などで活躍できる医療事務・秘書のスペシャリストを目指します。医療機関などで受付・会計などの患者対応が主な業務となる医療事務に対し、医療秘書は、医師や看護師などの医療に従事するスタッフの事務的補佐や連絡・調整の役割なども担います。
 そのために、医療事務・秘書に求められるスキルは、医療事務は、カルテや会計など医療事務の知識が必要になります。正確でスムーズに医療費を計算し、保険機関に請求をすることです。患者さんごとにかかった医療費(健康保険を利用する医療費は、正確には診療報酬といいます)の計算や医療機関などで必要となる事務処理を行うためのスキルが求められます。医療秘書は、医療事務の知識に加え、一般秘書や医療の知識も必要になります。
 医療事務・秘書ともに、患者さんを思いやり、医療スタッフに信頼される人材が求められるため、医療機関の受付窓口、病棟や外来でのクラーク業務などに必要なスキルを身につけ、患者さんに対する対応(患者接遇)では、手話やマナーなども学びます。
 また、医療事務・秘書としての基本的なスキルもさることながら、医療機関内外で必要となる事務処理能力、介護などの専門的な知識や実務能力なども、総合的に学んでいくことになります。
 群馬医療福祉大学短期大学部は、日本医師会認定の医療秘書養成校です。つまり、これらの学びは医師が認め、医療現場で必要としている学びを実践しています。
 
 
この専攻を学ぶ楽しさはどこにあるのか
 
 すべての学問に言えることかも知れませんが、「学ぶことが楽しい」と感じるのは本当に難しいことかも知れません。学ぶことが楽しければ苦労しないよというのが皆さんの本音だと思います(笑)現に、私が学ぶことの楽しさを知ったのは、社会人になってからです。社会に出て、医療現場で知識不足を思い知らされ、必要に迫られ学んだのがきっかけでした。
 医療現場でコミュニケーションとして必要になる医療用語や臨床知識(解剖学や病気について)を学ぶことでドクターのお役に立てることが増え、医療現場で働いている実感や成長、患者様や病院の経営に役に立っていることが感じられたとき、本当に学ぶことが楽しく感じました。
 私が医療現場で初めてドクターヘリの受付対応をしたときのことですが、ドクターヘリからおりてきた医師に「バイタル(お身体の基本状態)引き継いで、チェックイン(患者情報入力・共有)後、ご家族到着したら、すぐにご処置室お連れして!」と指示を受け、私がスムーズに受付をすることで、医師をはじめとしたスタッフが患者様の治療に早く専念でき、ご家族にも安心してもらえたことで、医師、看護師に「スムーズだったよ」「処理早かったね!!」「ありがとう」などと声をかけてもらえたとき、本当に嬉しく、自分が医療現場の一員として、医療に携わっている喜びと緊張、責任を感じたことを今でもよく覚えています。(まさにテレビドラマのワンシーンのようでした)
 その緊張・責任を感じることができたことは、医療現場で働くことの楽しさであり、喜びでした。その感覚を皆さんにも感じてもらうために、ぜひ短期大学で基礎を学んで頂きたいと思います。基礎である医療機関の会計業務は、他の一般事務と異なって「専門知識」が必要となります。その医療現場ならではの知識、能力を身につけることができるのは、本当に楽しく、やりがいを感じてもらえると思います。そして、ドクターや患者様のお役に立てると感じられる楽しみを学んで行きましょう。
 
 
この専攻で学んだことがどのように役に立つのか
 
 ドクターや看護師、他、いろいろな医療関係の方が患者様のために働きます。その働いた成果を報酬(お金)に替えるのが医療事務・秘書の大切なお仕事です。つまり、いくらドクターや周りのスタッフが優秀で患者様の治療を行っても、医療事務・秘書がいなければ、お給料を得ることも、病院を経営していくこともできません。医療費の計算は特殊なので、専門知識がないとできません。医療事務・秘書の仕事は、医療現場で必ず必要になる大切なお仕事です。また、ドクターや看護師などが患者様の治療に専念できるように受付や事務業務、情報収集、伝達を行うのも大事なお仕事です。これらの業務を正確に行えるように、短期大学で学びます。短期大学での学びは、医療現場での業務にすべて直結しています。
 
 
この専攻を学んだ人がどのような職業に就くか。または社会貢献が可能か
 
 医療費の計算をする知識は専門的です。また、患者様に安心して治療をしていただける接遇スキルは、大きな病院から街のクリニックまですべての医療機関で必要とされる能力です。また、病院やクリニックだけでなく、調剤薬局や歯科医院でも同じく専門的な医療費の計算が必要になります。
 また、医療現場だけでなく、その医療現場に関わる企業、例えば卸製薬会社や検査を扱う会社、医療器を扱う会社など、一般的な企業など、医療現場は多くの企業、会社が関わり、支えています。そのような会社にも活躍のフィールドはあります。
 医療現場のお仕事は、地域の方々と密接な関わりを持つことから、医療事務・秘書も地域の社会貢献に直結したお仕事です。
 
 
この専攻の理解をさらに深めるためのお薦めの一冊
 
 医療事務・秘書をテーマにした本はなかなかないのは残念なところです。しかしながら、医療事務・秘書は医師や看護師と共に仕事をし、患者様に接することも多いことから、医療について知っておくことは大事なことです。医療スタッフとコミュニケーションを取るうえで、医療用語を知っておくことは重要になります。
 群馬医療福祉大学短期大学でも、「医療用語」という講義を1年生で学びます。そのようなことから、医療用語の本は必ず役に立ちます。
 オススメは『のほほん解剖生理学』(永岡書店、2016年8月)という本は、医療用語をわかりやすく漫画で説明してくるのと、動画もあるので、医学の知識を楽しく覚えることが出来ます。
 また、本だけでなく、医療系のドラマでも医療用語を多く扱います。ドラマを観ることでも将来の役に立ちますので、You Tubeも良いですが、ぜひ医療ドラマにも目を向けていただけたらと思います。

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会