
9月5日、6日、12日に群馬医療福祉大学と短期大学部の常勤及び非常勤の教職員が一堂に集まり、集中的に、集合タイプの研修を実施しました(3日間延べ参加教職員数345名:1回当たり平均115名)。多くの教職員が積極的に参加をし、日頃の自分の教育活動や業務を振り返るよい機会となりました。
毎回基調講演や報告を最初に行い、それに沿ってグループワークを実施し、参加した教職員一人ひとりが具体的な解決のあり方まで考える事を目指しました。
1日目(9月5日)は、認定NPO法人ReBit様から、当事者でもあるお二人のゲスト講師をお招きし、「多様化する学生への対応力を磨く」をテーマに研修を行いました。LGBTなど、代表的な性の多様性以外にも様々なあり方があり、大学として今後いかにそうした多様性を受け入れ、器を広げていくかが課題だということを深く認識する機会となりました。続けてハラスメント委員会からビデオと講義による研修が行われ、グループに分かれて日頃の教育活動上の問題の改善点などを話し合いました。
2日目は(9月6日)は、前年度と同じ質問項目で実施した「学生満足度調査(2018年2月実施)」の概要報告から研修が開始されました。学生委員会から、前年度と似た点が主に問題として浮かび上がったこと、引き続き具体的改善の取組を検討する必要があるという指摘がなされました。引き続きグループに分かれて、具体的な改善方策について話をしました。午後は、ここ数年定例化してきた、「教職員研修発表会」を実施しました。いわゆる、「ポスター発表」の形式で、全学の教職員がポスター発表に取組、研究や教育に関する交流を行いました。
3日目(9月12日)は、昨年に引き続き京都橘大学の西野毅朗先生をお招きし、「授業における評価の基本と実践」と題して、授業の方向やあり方を左右する「評価」の意義や基本的な知識、具体的な実践の方法など、幅広く講演をしていただきました。その後、職員も参加をして15グループに分かれて、よりよい授業のあり方を目指して様々に意見交換会を実施しました。
3日間それぞれにアンケートを取りましたが、概ね参加者は積極的に参加をし、改善への手ごたえを感じる事ができていました。群馬医療福祉大学・短期大学部では、深く広く学生の学びを引き出す教育を実現するため、今後も継続して研修を実施していきます。